2011年7月23日土曜日

森見登美彦氏のペンギンハイウェイの感想

先日森見登美彦氏のペンギンハイウェイを読んだのでその感想を記そうとおもう

どうらやら日本SF大賞なるものを受賞した作品らしい

しかし私は残念なことにSF映画には精通しているがSF小説には縁がないため批評をする知識がないのである。だが素人として率直に感じたことを述べようと思う

まず第一に私は森見氏の小説の大ファンである
夜は短し歩けよ乙女などに代表される大学生の男臭い屁理屈や偏屈などの表現が大好きなのである、その観点からするとこの小説では主人公が小学生であるため屁理屈があまり男臭くなく軽い表現にとどまってしまっている
小学生という年齢を鑑みると妥当な屁理屈であり、森見氏の表現力はさすがだと思ったが私には物足りなく感じてしまった

次にSFという点についてだ、この点については私はほかのSF小説なども読んだことがないので間違いなどがあるかもしれないが勘弁して頂きたい
さっそくだが本作品は本格SFを目指しているのではなくファンタジーを織り交ぜた軽いSFという程度にとどまっていると感じた
もとから森見氏の小説はファンタジーものであるため、そこに少しSFというスパイスがかかっているといった認識でよいとおもう
これについても構成はしっかりしており、楽しく読むことができたがSFとしてみると奥深さが物足りないと感じた

しかしこの作品をたいそう気に入っている方もおられるだろう、私がこのような評価をつけるのは大変無礼であると思うが、そこは一読者としての意見と思って軽く流してほしい

ここまで勝手なことを書いてきたが、この文章を読んで少しでも気になったなら是非購入するなり図書館で借りるなりして一度読んでみてほしい

ペンギン・ハイウェイ

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